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実戦的消防訓練

10時から湖南市中央の旧中央まちづくりセンターで行われた湖南中央消防署による訓練を視察しました。

現在、旧中央まちセンは解体作業中で、実際の建物を利用した実践的訓練を行おうとするものです。

旧中央まちセンは3階建てで、すでに内装等は撤去整理されています。

解体予定の建物なので手荒な対応が可能となり、結果的に通常の消防訓練ではできないような実践的な訓練を行うことができます。

こうした訓練は、消防学校での一連の課程を修了して年度後半から実戦配備された新人職員にとってはまたとない機会です。

今回は湖南中央消防署だけの訓練となりますが、過去には旧公立甲賀病院を解体する前に、甲賀広域消防本部の特別救助隊と滋賀県警の特殊部隊による破壊突入訓練に供したこともあります。

本日は快晴で風も凪いでいたため、ギリギリの訓練とはなりませんでしたが、大まかの手順の確認はできたようです。

2階、3階、屋上にそれぞれ要救助者が取り残され、2階から出火している想定でした。

建物周辺は解体工事に伴うがれきが積み上げられており、地震災害に見まごうようなリアルさを醸し出しています。

まず、タンク車が現着し、放水による外部からの消火活動が開始されました。

2階では発煙筒が焚かれ、屋内に煙が充満しています。

1階から可搬のはしごを立て、ガスマスクと酸素ボンベを装着した隊員が登っていきます。

彼らはベランダ側の窓を乗り越えて突入していきます。

中隊長はハンドメガホンで要救助者に対する声かけを行いながら、現場指揮本部と連絡を取るとともに、隊員に対する指示を与えていきます。

2階ベランダの要救助者ははしごで救出されました。

また、2階へも筒先とホースが上げられ、放水直前のところまで通水されました。

解体作業中なので屋内への放水はありません。

屋内検索で意識不明の要救助者が発見され、動きが活発になりました。

一方、3階および屋上に取り残された要救助者に対しては、はしご車がはしごを伸ばしていきます。

最新のはしご車でバスケットは自動制御で安定する優れものです。

旧車両では180kgまでだった耐荷重量は400kgとなり、一度に4人まで救助することが可能となりました。

要救助者をバスケットに乗せるまでには多少の時間がかかりました。

署長いわく、東京消防庁のヘリコプターが要救助者を落下させた事故があり、東消ですらそういうことがあるため、何度も安全管理を確認しているとのことでした。

2階では意識不明要救助者をロープで固定して三連はしごで降ろす訓練が行われていました。

また、2階や3階での取り残しがないかどうか、再検索もかけられていました。

一人も取り残さない救助が行われます。

機動的な訓練はこれで終わり、その後、外部から扉を破壊して突入する方法を新人職員に実地で伝達する研修が行われました。

勤務シフトの関係で、もういちどメンバーを変えて訓練が行われる予定です。

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