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防衛省設置法等一部改正のこと

本日召集された第193通常国会に提出された防衛省設置法等の一部を改正する法律案の概要(平成29年度予算関連法案)(抄)です。

陸海空だけでなく、サイバー空間や宇宙空間という新たなドメインへの対応を準備するようです。

また、師団などの部隊の柔軟な全国的運用を可能にするための陸上総隊の新設や南西地域の防空体制強化のための南西航空混成団の方面隊への拡充など、人民解放軍を意識した組織改編も含まれています。

さらには、イギリスやオーストラリアとの物品や役務の相互提供、自衛隊で不要となった装備品を開発途上地域の政府に譲与することができるようにする制度改正などが含まれています。

1.自衛官の定数関連。

〇 共同の部隊であるサイバー防衛隊や、航空自衛隊の宇宙状況監視システムといった分野の定数を増加させるとともに、自衛官定数の総数は維持。

 ※陸上自衛隊はサイバー防衛隊に6名振替え、宇宙状況監視システムに1名振替(計7名)、海上自衛隊は宇宙空間監視システムに1名振替。

2.部隊編成関連。

〇 陸上総隊(仮称)の新編。

 統合運用の下、陸上自衛隊の作戦基本部隊(師団・旅団)や各種部隊等の迅速・柔軟な全国的運用を可能とするため、陸上総隊(仮称)を新編。

〇 教育訓練研究本部(仮称)の新設。

 陸上自衛隊における教育訓練研究機能を充実・強化するため、陸上自衛隊に教育訓練研究本部(仮称)を新設。

〇南西航空混成団の改編。

 南西地域における防空態勢の充実のため、南西航空混成団を南西航空方面隊(仮称)に改編。

3.予備自衛官関連。

 ◆ 予備自衛官等である者の使用者に対する情報の提供。

  予備自衛官等制度を安定的に持続可能なものとするため、予備自衛官又は即応予備自衛官である者の使用者から求められたときは、予備自衛官等の同意を得た上で、防衛相・自衛隊から当該使用者に対し、予備自衛官等の職務に対する理解と協力の確保に資する情報を提供。

4.ACSA(物品役務相互提供協定)関連。

〇 自衛隊による豪州及び英国に対する物品又は役務の提供に関する規程の整備。

 ◆ 日豪ACSAの適用範囲を拡大する見通しであることに伴い自衛隊法の規定を整備。

 ◆ 新たに日英ACSAを締結する見通しであることに伴い自衛隊法に規定を新設。

〇 国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部改正。

 新たに日英ACSAを締結する見通しであることに伴い、国際平和協力業務等を行う自衛隊の部隊等による、大規模災害に対処する外国軍隊への物品又は役務の提供の対象国に英国を追加。

5.その他。

〇 不要となった装備品等の開発途上地域の政府に対する譲与等を可能とするための規定の整備。

  自衛隊において不要となった装備品等の開発途上地域の政府に対する譲与等を可能とするため、財政法第9条第1項の特則を新設する。

〇 陸上自衛隊の使用する船舶に係る船舶安全法等の適用除外等の規定の整備。

  島嶼防衛の強化のため、陸上自衛隊が水陸両用車両を導入し、陸上総隊(仮称)の下に新設する水陸機動団(仮称)により船舶としても運用することを踏まえ、陸上自衛隊の使用する船舶について、海上自衛隊の使用する船舶と同様に、船舶安全法、小型船舶登録法並びに船舶職員及び小型船舶操縦者法等の適用を除外するため、所要の規定を整備する。

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