8時45分から平成29年の仕事始め式を執り行いました。
市民憲章唱和、市歌斉唱に続いて、下記のとおり訓示をしました。
その後、議長からのあいさつ、職員からの誓いのことばとなりました。
《平成29年仕事始め式 市長訓示》
職員のみなさん、あけましておめでとうございます。
年末年始は十分な休養をとっていただけたでしょうか。
それぞれが思い思いにゆっくりと過ごされたことと思います。
また休み中に出勤をしていただいたみなさんは、大変お疲れさまでした。
本日は松原議長にもご臨席いただき、誠にありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本年の干支は「酉(とり)」
になります。
酉は取り込むにつながると言われ、商売繁盛につながる縁起の良いものとされています。
本市においては、これまでも市民参加のもとでまちづくりが進められてきていますが、本年の酉年にあやかって、今後さらに多様なみなさんを取り込み、巻き込んでいろんな意味で繁盛する地域づくりに携わっていただけることを期待しているところです。
また、急激な高齢化の進行は地域の年齢構成を大きく変えてきています。
限られた財源でどれもこれもを実現することは難しく、このまちを世代間で支え合い持続可能な地域とするためには、職員のみなさんには常に環境変化に対して自らが変わっていく勇気、またひとりひとりの創意工夫ある発想が求められます。
昨年は、常識が一夜のうちにひっくり返ることをいくつも経験した年でありましたが、身の回りにおいても、あれ、これはおかしいなと思ったことは、常識にとらわれることなく一度口に出し、職場の仲間と一緒に見直しをかけていってください。
成功する鳥は群れをなして飛ぶと言われますが、今の時代ほどみなさんにとってこの言葉が意味を持つときはないと思います。
お互いに知恵を出し合い、助け合いながら、本市が今後さらに羽ばたく1年となりますように、飛ぶ鳥を落とす勢いで頑張ってまいりましょう。
ところで、これから合併特例の期限を迎え、財政的にも厳しいときに差し掛かります。
昨年11月初旬に市民産業交流促進施設「ここぴあ」
をオープンしましたが、今後ここを核として、とりわけこれまで農業と縁の薄かった市民のみなさんの新規参入を促し、付加価値の高い農業を少しずつシェアすることで、結果的に農地と食の安全を守り、健康と生きがいづくりにつなげることができるような戦略的取組を進め、本市の産業振興の起爆剤としたいと考えています。
そのほか、今年の湖南市は三雲駅橋上化が完成し、甲西中学校の耐震改築も進みますし、庁舎耐震化や子育て世代を支える負担のあり方の議論も必要となります。
市民のみなさんと対話ができるように職員のみなさんもしっかりと勉強をして、自らを磨いていただきたいと思います。
そして、ひらめきや好奇心を持って、地域が主役の面白くて元気の出るまちづくりを進め、市民のみなさんのためにどんどん地域に飛び出していってください。
出る杭は打たれますが、出すぎた杭は打たれません。
今年はそんなみなさんをさらに支える側にシフトしたいと思います。
今年のみなさんの面白くて元気の出る行動に期待して、年頭のあいさつにいたします。

