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ある困惑

昨日の中日新聞は、困惑しながら下記のように伝えてくれています。

『十分な説明がない』ということで、十分な説明が市民にできるまでは、石部中学校の食器類購入の予算864万円は認めないということのようなのですが、どれだけすれば『十分な説明』として議会が満足して認めていただけるかの基準は示されませんでした。

否決ではなく修正ということなので、これには明確な理由が求められるはずです。

しかし、どのレベルになれば予算提案ができるのかがわからないことから、市民に対するわかりやすい説明責任を求めるための再議は認められるところでしょう。

執行部としては、市民の代表としての議会による責任ある決定には従うつもりですが、どうすれば認めていただけるのかの条件を示されていませんので、石部中学校の食器類だけはいつまでも新しく買い替えることができずに困惑しています。

また、中日新聞の記事にある可決されたという1件の意見書は次のようなものです。

「地方創生が、我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割は、ますます重要となっている。  このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向をくみとり、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められている。  また、地方議会議員は、議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等様々な議員活動を行っており、近年においては、都市部を中心に専業化が進んでいる状況にある。  一方で、統一地方選挙の結果をみると、投票率が低下傾向にあるとともに無投票当選者の割合が高くなるなど、住民の関心の低さや地方議会議員のなり手不足が深刻な問題となっている。  よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。」

投票率の低下や住民の関心の低さは深刻かもしれませんが、市民にわかりやすい議会運営や市民が議会活動の必要性を理解して参加したくなるような地道な取り組みこそが求められます。

湖南市では、議員のなり手不足、地方議会の人材確保に対応するために、3年ほど前に議員報酬を引き上げました。

定数2減に対して4人分の処遇改善を上乗せしましたが、それでも今回の補欠選挙では、3人の補欠定数に3人の立候補で『無投票』という結果になりました。

さて、差の2人分はどうしたものでしょうか。

今回の意見書の雛形は全国市議会議長会から提供されたという情報もありますが、県内の他市議会では模様ながめのようです。

新たに厚生年金に加入するとすれば、事業主負担として市民の税から半額負担が必要になるのではないかなと思いながら、実現すれば864万円どころの話ではないのに、このことはきちんと市民に説明ができているのかな、などと心配してしまいます。

【湖南市】最終日。

野外広告物条例など19議案を可決。

このうち本年度一般会計補正予算案は、石部中の給食を自校方式からセンター方式に移行させるための食器類などの購入費864万円について「十分な説明がない」

などとして予備費に振り替える修正をして可決した。

修正について市側は「保護者らに説明はしており、困惑している」

と説明。

このほか、意見書1件を可決して閉会した。

(中日新聞滋賀版 平成28年12月20日)

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