猛烈な睡魔に襲われて、一時帰宅。
眠くて眠くて死んでしまいそうだ。
時間もないだけに10分だけ寝ようと決心する。
ここしばらく全国あちこちを飛び回った上に、今朝も4時30分から活動していた。
しかも、気温が急に低下したため、身体の活動機能も低下したのだろう。
背広の上下だけ脱いで布団に潜り込む。
『10分だけ寝るから、10分経って起きなかったら起こしてくれ』と息子くんに頼んで頭から布団を被る。
暖かい。
しかし、頭は冴える。
眠れない。
このまま眠れないままに貴重な10分を浪費するのか。
それでも体が温まるだけ体力の温存と回復につながるだろうか。
そんなことを自問自答しながら瞬間的に意識を失った。
突然のアラーム。
10分経ったのだ。
『お父さん、寝てたか?』と息子くんに聞くと『うん』という。
なので、『イビキをかいていたか?』と聞くと『かいてたで』との答え。
おお!ちゃんと寝られたじゃないか。
妙な具合に頭はスッキリしている。
さあ、次の仕事に向かおう。
自宅の前に秘書が公用車で迎えに来ている。
