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平成28年度第3回湖南市総合教育会議

13時30分から湖南市石部中央の西庁舎で開いた平成28年度第3回湖南市総合教育会議に出席しました。

最初に市長からあいさつをしました。

「第3回目の総合教育会議。前回は滋賀県から青木教育長に起こしいただき、県との連携について議論を深めた。子どもが生きる力をつけられるような感興を整備するのが大人の仕事であり、今回はその基底部分を議論したい」

つぎに、『楽しくて力のつく湖南市教育』から『こころの教育』と『地域との協働』を議題としました。

3本柱のもうひとつである『学力向上プロジェクト』は前回議論しています。

【こころの教育】 まず、教育委員会教育研究所から『こころの教育』についての取り組み状況の説明がありました。

《湖南市は『楽しくて力のつく湖南市教育』実現のため、3本の柱を掲げて取り組んでいる。

その2つめの柱である『こころの教育を通した仲間づくり』において、岩根小学校と甲西中学校を推進校として取り組んできた。

『心きらり☆プロジェクト』として、3つのプロジェクト、心ひらく(授業づくり)、心ひろがる(啓発活動)、心ひびきあう(学校・地域連携)について進めている。

市教育委員会としては、平成28年度に湖南市こころの教育推進協議会を立ち上げ、年3回の道徳教育充実へ向けた意見交流や推進校取り組みへの助言を得ている。

道徳教育研修会では推進校で研修会を開き、岩根小学校、甲西中学校では、全教員が道徳教育の研究授業を行って研鑽している。

また、教員が元気になることで子どもが元気になるとして、甲西吹奏楽団ジュニアバンド音楽監督から研修を受けた。

さらに、夏季研修教師力アップセミナーでワーキンググループの取り組みや推進校の取り組みを発信した。

また、『伝えたい故郷の話』副読本による故郷の歴史を教える実践事例。

〇次に市内学校の取り組みとしては、心ひらく(授業づくり)として、年間計画の見直し、改善。

授業の湖南市スタイルを意識した子ども主体の授業づくりを行っている。

また、心ひろがる(啓発活動)では、推進校内に道徳掲示板を設置し、子どもたちの写真とともに『親切』、『思いやり』などと掲示することで理解しやすくしている。

さらに、学級通信などで保護者や地域へ道徳を発信している。

家庭での予習の後、学校で学んだ後も、学級通信で授業結果や思いを伝え、家庭と連携する工夫をしている。

最後に、心ひびきあう(学校・地域連携)では、授業と地域を結ぶ取り組みとして、郷土資料集を活用して学習したあと、地域からゲストティーチャーが登場して学びを深めたり、地域でボランティアで活躍するなど、地域と連携した道徳的実践の場の保障と自尊感情の育成を進めた。

今後については、今年度、推進校での研究発表大会を開催する。

そして、小学校では平成30年度から、中学校では31年度から道徳が教科化される。

》 A委員「道徳教育は人格教育。どう社会に適用し、仲良く生活できるか。その実践的な知恵が道徳教育。教育方針に生きる根っことあるが、目の前の課題から逃げることなくらい周りの仲間と協力してなんとかしようとする態度とあるが、少々のことでも耐えていけることが大事だ。少々のいじめにも耐えられる精神を作っていきたい。力強い力がないと、困難を切り開いていく力は出てこないし、何とか解決しようという前向きの力は出てこない。小学校では資料を使っているが、中学校の実践では使っていないのか」

事務局「使っていない」

A委員「中学校で副読本を使うほうが有効だと思う」

事務局「耐える力というのは大切。推進校でも逆上がりを諦めないで最後にはできるようになるという資料を使い、みんなで共有することで学びがされていた」

市長「道徳教育の教科化が打ち出されたときにはどうなるのかなと思っていた。うまくまとめていただいている。いじめは耐えることだけでなく制度的に対応することも進めており、両面での対応が必要だ。地域との連携・協働のなかで道徳教育を進めるというのはとても湖南市らしい。来年度以降もしっかりと進めてほしい」

【地域との協働】 次に『地域との協働』がテーマとされ、教育研究所から取り組みの概要が説明されました。

《今年度、石部中学校が中学校で初めてコミュニティスクールとなったが、すべての学校をコミュニティスクールにするようにと進めている。

学校だけで子どもを育てるのでなく、コミュニティスクールを通じて地域、家庭でも子ども育てをしてもらっている。

各学校で地域のみなさんに集まってもらい取り組んでいるおり、大学教員を呼んで中学校区分散会で協議したりもしている。

また、校区単位での交流会議を年3回開いて課題の共有を図っている。

さらに、市全体として感謝状贈呈や取り組み発表、講演会などを開いている。

学校支援地域本部、土曜学習支援、土曜日の教育支援体制構築、放課後子ども教室、家庭教育支援、放課後活用事業を行っている。

学校支援のあり方、地域と学校が一体となって創り上げる学校のあり方を議論している。

校区連携ということから子どもたちが夏まつりに参加するなど、支援だけでなくともに育てようという機運が高まってきた。

避難所訓練にも参加している。

土曜の教育支援では、学ぶ力をどう高めるかが課題だが、学ぶ力型として、子どもの状況や地域の実情に合わせて、人とのつながりを大事にし、学ぶ力に特化した教室を石部小学校、岩根小学校、水戸小学校で開いている。

そこまではいかないが、地域の多様な人材を得た支援体制で、行う学力補充や体験学習を行う体制構築型教室はその他の6小学校で開催している。

小学生には、教えてくれる中学生に憧れを抱くようなところもあり、また、大学生が関わることで将来教師になりたいという人材も出てきた。

放課後子ども教室事業では、中学生の学力補充、進路保障として取り組んでいる。

中学生が先輩の高校生、大学生のサポートを受ける。

中高連携ができている。

中学3年生が部活動を終えて受験に取り組む大事な時点だが、いろんな人たちに来てもらうのが難しい。

家庭教育支援では、小学校4校が受けている。

菩提寺小学校がほっとサロンを開いているが、最初は教室を飛び出す子どもをどうすればよいかから始まり、支援員だけでなくボランティアなどにサロン運営を手伝ってもらい、保護者のリフレッシュを支え、新たに子育てに向かっている。

石部小学校や菩提寺北小学校でも同様のサロンがある。

三雲小学校では全国的にも珍しい訪問型の家庭教育支援を行っている。

不登校を含め、支援員による個別支援が保護者の信頼を得て、安定につながっている。

》 B委員「他市の状況はまだ集まっている段階。大きなかたちでみんなで支えるではなく、個別の取り組み。子どもたちは地域の人と触れ合うことで、体験し、新興住宅地ではおじいさん、おばあさんがいないので、新しい体験ができて、違った発見をしている」

事務局「石部南小学校では、運動会に呼ばれていない中学生が来て、指示していないのに自主的に後片付けをしていた。甲西北中学校でも、地域を愛する心が定着してきている。湖南市からいち早く取り組んでおり、進んでいることを感じた」

A委員「5、6年前にこういうことをプランとして話し合われていたが、実際にこのように取り組まれていてありがたい」

C委員「家庭学習支援も具体化してきた。北小学校の理事会に参加したが、コミュニティスクールになり全然変わってきたという。先生の負担をいろいろな面でカバーしている。分科会にいろんな人が集まり、子どもたちの学習の世話をする、宿題の面倒を見ると。いろいろな人に学ぶので子どもたちが積極性を持ってきた。また、別の地域の人たちが学習支援し始めた。岩根小学校でも運動会は地域の人が積極的に関わっている。地域と学校の関わりがうまく進むと子どもは良い学びを得られる」

事務局「学校が核となり地域の人材を作っている。北小学校ではあすなろカーニバルをしているが、地震のときの炊き出しそのものだ」

A委員「甲西中学校の生徒がごみ拾いをし、保護者が炊き出しをするというのは、子どもの意識変化にもなる。取り組んでいないところもあるのか」

B委員「立ち上げるのが大変。スローガン一つ決めるのも大変」

事務局「下田も日枝もまとまってきた」

C委員「北小学校でまだまだなのは、コミュニティスクール理事は積極的に受け止めているが、各家庭では理解できていない。今後、広く意義を知ってもらうための努力が必要」

市長「なぜ地域学校協働活動というのか」

事務局「支援ということばに反発、国が変えてきた」

C委員「4年たって大分変わってきた。昔は学校と市がやらなければならないことをなぜ我々が、と反発していた」

B委員「一人でも多くの人に関心を持ってもらうためにコミュニティの委員は2年で交代しないほうが良い。心の教育だが、いじめの問題が出たときに特別支援教室の子どもとの間が多い。通常学級と特別支援との間がうまくいくような教育をお願いしたい」

事務局「教科化で取り組んでいく」

A委員「支援というと地域社会が援助するというものだが、本来ではない」

教育長「学校支援より子ども支援ということばがよいとされている。地域協働活動への変更だと理解する」

【平成29年度教育方針原案】 ここで、教育研究所は退席し、教育長から平成29年度教育方針の原案が説明され、議論しました。

教育長「平成29年度の教育方針案。平成29年度は社会教育にウイングを伸ばす。学校教育の構造図は、子どもの夢と志を育てるとしていたところから子どものを削除した。大人、とりわけ教員の夢と志を育てたい。また、社会教育の構造図を作成した。いのち・人権の上に地域づくり型市民大学を乗せている。キャリア教育は重要性を強調し、夢と志や自尊感情を育てるために大事な学習とし、主権者教育には家庭の一員、まちづくりの一翼を担うスタッフ、さらには国民の自覚を育むとした。カルト、薬物、反社会活動などへの誘惑に負けない力を育てるために、本質を見抜く力、正しく判断できる能力を身につけるとした。さくら教室を水戸小学校へ移し、各校が同じ方向を見つつ本校の特徴を具体的に示す特色ある実践をすすめる。まちづくり協議会の補助対象メニューに家庭学習支援事業を加えたい。少年センターはアウトリーチ型事業も行う。就学前教育では私立幼稚園も含めた園長会を催す。社会教育における学習事業を再編するとし、人口減少時代に高度成長期のシステムをそのまま継続することは不可能であり、既存制度の見直しも含め地域づくり型市民大学を進める。また、東日本大震災時の宮城県大川小学校の判決から命を守ることを重視していく」

A委員「少々の苦しいことからも逃げない、耐えていく、へこたれないということを入れてほしい」

C委員「左脳ばかり強調されているが、右脳、イメージも入れる必要がある。音感や色感も入れないと」

教育長「理性、感性では触れたが学力向上でも触れるべきか」

C委員「発想とか」

教育長「どういれるか工夫したい」

C委員「まちづくり協議会の補助対象メニューに家庭学習支援事業を入れるのはアイデア。北小学校ではすでにやっている」

教育長「石部でもやっており、取り組めると思う」

市長「農業体験もキャリア教育の文脈で」

教育長「かっこいい農業」

C委員「さまざまな選択肢が必要。同じ方向を向いてはあまり良くない。考えを共有しながらとしてはどうか」

その後、市長から退任する教育委員に対して謝辞を述べ、平成28年度第3回湖南市総合教育会議は15時に終了しました。

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