《平成28年9月1日 まちづくり最前線レポートNo.118「湖南市役所JK課プロジェクト」
》
先月29日に「湖南市役所JK課プロジェクト」
を立ち上げたという報道発表をしました。
これは、これまでまちづくりに関わることが少なかった若年層をターゲットにした取り組みで、女子高生によるまちづくりチームを結成して、様々な企画を展開しようというものです。
今月は敬老の日があり、通常であれば高齢者向けのレポートとなるのでしょうが、あえて次の世代を支えてくれる若い世代に焦点を当てたレポートをします。
先月1日現在、本市の65歳以上の高齢者は約1万2千人で、高齢化率は21・8%です。
この割合は毎年1%ずつ増加していく傾向にあり、急速な高齢化時代を迎えます。
その一方で、子どもたちは少子化の流れを受けて、小学校で2クラス編成を維持できないところも出てきています。
こうした子どもたちにとり、核家族化も手伝って、地域でのふれあいや地域活動を通じた社会参加の機会が減っているのが現実です。
しかし、人口減少時代に地域が元気なまちづくりを進めるためには、若い世代の新しい発想と元気な力が不可欠です。
とりわけ、本市では若い女性の市外転出が大きな課題であるとされてきました。
そこで、第二次総合計画を策定する際に「わかもん委員会」
を立ち上げて若年層の意見を集めてきました。
そこからさらに歩を進め、女子高生によるまちづくりを先進的に進めてきた福井県鯖江市の事例から横展開ができないかと考えたものです。
鯖江市役所JK課プロジェクトの姉妹プロジェクトである湖南市役所JK課プロジェクトでは、市内在住・通学の女子高生の視点や価値観、感性により、自分たちで企画するまちづくり活動に取り組んで行くことになります。
そこには、大人たちの常識をはるかに超える驚きがあるかもしれません。
何が飛び出すかわからない、ワクワクして元気の出る取り組みにご期待いただくとともに、ご協力をお願いします。
