10時50分から、今回の総合防災訓練を通じた検証を行いました。
訓練終了後すぐの検証なので記憶の新しいところでの反省となります。
テーマごとに行われました。
【(1)庁舎被害時の安全点検対策手順】
東庁舎は総務課の庁舎管理担当が、西庁舎は教育部が普段の管理を行っている。
いずれにしろ被災後は専門業者に委託して安全確認が必要だ。
訓練時はよいが、実際は誰が一番に到着するかわからない。
確認前に職員が建物内に入ることも起こりうる。
これをシステム的にどうするか課題だ。
電算関係については電算室でまとめて点検するが、各課個別でシステムを持っているものはまとめて点検することは難しい。
しかも、それ以前にまず電源確保が必要で、電源が確保できなければ点検もできない。
庁舎が使用不可の場合の代替施設は、今回は耐震施設のサンライフを使っているが、この会議室も手狭であり、実際の災害時はもっとバタバタするのでもう少し広い部屋が必要だ。
代替施設は平時からの点検が必要なので、それぞれの担当部局と連携したい。
【(2)被害情報の収集手段、方法】
固定電話が使えない、市役所庁舎が使えない、ネットワークが使えないという想定であったが、地区連絡所とのやりとりはタウンメールを使いながら情報の収集発信を行った。
地震の場合は収集手段が限られ、タウンメール、防災無線などしかない。
衛星電話は普段から使っていないので平生から活用しておくべきだ。
SNSは普段から部内ではラインで情報共有をしている。
今回、ラインの地区連絡所グループを作った。
地区連絡所でも情報確保の手段が限られる中、ラインやSNSのあり方、公用携帯のあり方、個人携帯の借上げ方法などを考える必要がある。
市民参加型フェイスブックで市民に避難状況などを入れてもらっている。
【(3)指定避難所の開設時期】
大規模地震の場合は早期に指定避難所開設の決心が必要になる。
体制としては、健康福祉部は、今回の訓練では一次避難所から指定避難所へつながる訓練なので対応できたものの、あらかじめの避難所の担当班があっても大きな災害となると、職員の参集状況により応援体制も必要になってくる。
学校教育課では情報伝達訓練をしているが、学校の管理職も市外の者が多く、体制が取れるか難しい。
【(4)指定避難所研修の所見】
石部南学区は8年間訓練を続けている。
この訓練の積み重ねが重要である。
校舎棟に各部屋を割り振っていたのは感心した。
一度に大勢の避難者が来て受付が混乱していた。
身元確認が大事だ。
訓練を重ねることでスムーズになる。
整然としていたが、一次避難所で集結してグループとなって避難してくるため受付が混雑するので、一次避難所との連携が必要だ。
学区外や福祉施設の避難エリアを別に作っていたのはよい。
部屋配置は病人が2階とか高齢者が奥の方とかは考える必要があるのではないか。
実災害ではほとんどの人が細かな情報を求める。
体育館レイアウト情報や避難者名簿は受付にしかなかったので掲示板が必要では。
受付はスムーズだったが付随する案内係がいない。
影の主役がいたのに感心したが、出やすいように靴を揃えていてくれる人がいて、履かなくても余震のときにすぐに持って出られるようになっていた。
【(5)今後の防災訓練のあり方】
次年度以降は地震想定を追求したい。
風水害は初動対応訓練。
不参加の区には参加を徹底したい。
すべてのまち協で避難所運営訓練ができるように調整したい。
職員参集訓練、ブラインド訓練を追求したい。
受援計画を立てていく。
参集可能人員だけでする訓練ができないか。
平成30年度の滋賀県総合防災訓練が甲賀圏域で、湖南市が担当する可能性が高い。
大規模な訓練であり、展示型訓練になるとともに、複数会場での訓練もある。


